セクシーボイスアンドロボ voice8&9 プッチーニ ニコVer.

スイッチが入らない。

ひいおじいちゃんが危篤だと聞かされた。
けれど、私の心は動かなかった。

プッチーニ
入院患者さんの最後の願いを叶えるという看護師3人組。



蕎麦とオウムに・・・携帯電話。
そして、あの人が私の前に現れた。

「そういうことなんだ。」
なんだか胸がざわついた。イライラする。

「おばさんじゃん。和美ちゃんの方が可愛い。」
和美ちゃんの時には感じたことのない気持ち。



偶然拾ってしまったプッチーニの黒い折鶴。
「マキさんを殺して欲しい。」
慌ててロボのところへ駆け込んだ。


ロボはあの人のところへ行こうとしていた。
そこには私の知らないロボがいた。

「今までは何があっても私のところへ来てくれたじゃん。」
黙々と荷物をまとめるロボ・・・

「マックスロボもいらないの?」
ロボよりも大切なモノを見つけたロボ・・・

「そんなに楽しいの?」
行かせたくない。
このまま私を置いていかないで。
涙が今にもこぼれそうだった。
怒りでごまかしてロボに尋ねた。

ロボが私をしっかりと見据えた。
「楽しくないよ。」

「エッ?!」

「苦しいよ。」


スイッチが入った。
私も苦しいよロボ。
私だって苦しいよ。


ロボと地蔵堂が私の前から消えた。

ずっと変わらないと思っていた日常は
いとも簡単に崩れ去った。

マキさんを殺そうとしたのはマキさん自身。
遠い昔に仲間を裏切った。
そんな自分が許せない。

そんな昔の事なんて今更。
よっちゃんと必死に止めた。
マキさんはこう言った。

「忘れることは出来ても、無かったことにはできないでしょ。」

私が三日坊主に言った言葉だ。

だけど・・・


私の中学校にマキさんをかくまった。
けれど、プッチーニはやってきた。



「私が死んでも、世界は何一つ変わらない。」



「違う。」




ショウコさんが消えちゃったら、ロボはもう誰とも口をきいてくれなくなる。
私の世界からもロボが消えてしまう。

前にマキさんが私に言った言葉。
「人は一人で生きてるんじゃない。みんなこの世界に関わって生きている。」


だから、マキさんも、ショウコさんも、みんなみんな生きなくちゃいけないんだ。
決して、一人で生きてるわけじゃない。


ロボが教室に駆け込んできた。

ロボが私の世界へ帰ってきた。






変わらない日常だった筈なのに、大切な人が自分の世界から消えてしまう。
そんな一大事がニコの身に起こってしまいました。


いつも、どんな時でも、呼べばいつも来てくれたロボ(いや、それはそれで今までが都合よすぎだったかも^^;)
そんなロボを他所のお姉さんにイキナリ持ってかれた
それは焦ります。とんでもない天変地異です。
ひいおじいちゃんが亡くなったよりも、ニコにとっては分かりやすい「人がいなくなる辛さ。」


まだまだ恋にはほど遠いと思ってたニコちゃんに、劇的に乙女のスイッチが入ってしまったようで怖かったです。
こっちはロボみたいな恋愛感情ではないだろうけど、どこからどう見ても嫉妬がメラメラ
そういう感情って、知らないうちに覚えているものなのね~。


感情に色々と流されるよりも、実際大人なふりして知らん振りした方が生き易い。
見ないフリも続けていけば、ホントに見えないような気がしてくる。
その方が生きるのに楽だから。
すべての感情を受け止めていたら、とても生きていけない。
けど、ホントはいつも心のどこかで感じている。


蓋をしてきた感情は、ある日突然堰を切ったように溢れだすこともある。
その時に気づいても遅かったりする。(そうそう都合よく妖精さんも現れないでしょうし^^;)
だから、もう少し自分の気持ちに日頃から素直になった方がいいのかも。






プッチーニ編。
三日坊主編に続き「生きる」ということを改めて考えさせられました。


誰かがいなくなれば、誰かが辛い思いをする。
川に石を投げたら波紋が起こるように。その円は広がっていく。


みんな一人で生きてるんじゃない。
みんながみんな、誰かの人生に深く入り込んでいる。
誰もが影響しあって生きてるから、勝手に一人で死んだりしてはいけない。
世界は誰かが死んだら、誰か一人でもいなくなったら、確実にその姿を変えてしまう。


変わらないものなんて、何一つない。
すべての人が他の誰かを変えてしまう、そんな力を持っている。
だから、生きて。
絶対に生きて。


ニコのセクシーボイスから、そんな叫び声が聞こえてきました。

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この記事へのコメント

2007年06月06日 19:02
いつも当たり前にいてくれたはずのロボが遠い遠い人になっていく。
その時、ニコに再び訪れるリアルな苦しみ。

でもって、今回はいつになく感傷的なニコでした。

でもって、マキさんの過去について
もういいじゃないと思っても、秀吉から
「自分だったらどうする?」と言われて
ロボとの今の立場で考えて怒り心頭になるのがいいですねぇ(笑)

ただ
今回の一件でロボは
ロボット⇒あんなに好きなのに昭子さんに惹かれて浮気した気分
ニコ⇒トモダチ

ってのがねぇ。
いつまでもロボといたいけど
いつまでもこのままじゃあねぇ(;・∀・)ゞ

まぁまだニコは自分の気持ちに気付いてない?みたいだし。


ニコもまた自分が自分で許せなくて
自分が嫌いになりそうでしたが、
そんな自分でも許してくれる人
そんな自分でも受け入れてくれる人

それだけで生きる希望になるのかもしれませんね。
meihua
2007年06月07日 00:50
わざわざ両方にコメント入れて頂いてすいません。ありがとうございます。
>今回はいつになく感傷的なニコでした
そこがきっとikasama4さんの萌えポイントにはまったことでしょう(笑)
>ロボとの今の立場で考えて怒り心頭になるのがいいですねぇ(笑)
いいですねぇ。あんなに可愛いともう少し、ロボに苛めてもらってもいいかな。いつになく自分のために必死なニコの姿がとっても印象的でした。まだ若いんだから、それくらい熱くていいよ。

一番近くにいる大切な人には、なかなか気づかないものかも。ニコが他の男性に惹かれた時に、今度はロボが苦悩することになるのでは?!なくしてから気づいても遅いんだけどな~。まあ、人生とはそういうもの、多分・・・

「許す」って難しいですね。
なんか他人を許す方が、自分を許すよりも意外と簡単なような気がします。
誰かが自分を肯定してくれる。それでいいよと言ってくれる。その人の存在が弱い自分を生かしてくれる。その人こそが「生きる希望」になる。
きっと誰にでも身近にそんな人がいるのでしょう。たとえ今は、そのことに自分で気づいていないとしても。

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