Meihua's English Diary

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<<   作成日時 : 2007/04/18 15:14   >>

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「その愛は裏切りからはじまる。」
このあおり文句や予告編から、手に汗握る頭脳戦+悲恋モノを想像してたんですけど。
いい感じに裏切られました。
ものすご〜く分かりやすく楽しめる、でもって深いお話でした。
社会派メロ大河ドラマ ある女の一生 ってところですかね。(映画の中では半生ですが、ラスト後の彼女の人生が容易に想像できるんで^^)
こういう題材を、誰にでも分かるように料理するのって大変だと思うんですよね。
難しいことを難しく言うのは簡単だけど、難しいことを平易に説明する方が骨が折れるのと同じで。



主人公エリス(カリス・ファン・ハウテン)大変美しゅうございました。
顔も、身体もまるで作り物のようです。そして歌声までが素晴らしい。
これで同じ人間ですか〜(←別に自分と比べてるわけとかじゃないですから^^;)
お人形さんというより、SFアンドロイドのような完璧さ。
運命に翻弄されるというよりは、聡明さと女を武器に、その運命に自ら挑んで乗り越える。
肝っ玉母さんみたいに、いやそれ以上にタフです。
本来なら彼女に同情して泣けそうな場面が続くのに、次はどうやって乗り切ってくれるんだろう?!
みたいな、そっちのドキドキと、期待感の方が勝ってしまいました。
ごめんねエリス。

けど、こんな勇猛果敢な女性なんでラストシーンを見ても安心できました。
「この苦しみはいつになったら終わるのかしら。」
エリスが少し弱音を吐いたこの台詞なんですけど、多分もう一生こんな数奇な運命を辿るでしょうね・・・
でも、どこで何があっても、あなただったら大丈夫!と太鼓判です。



人間が持つ普遍的な卑劣さや愚かさが、最も具現化しやすいであろう戦時下。
戦時中金品に目が眩み人の命を虫けら以下に扱うドイツ兵、権力におもねって自分の保身の為仲間を売ったり、戦中と戦後で立場が逆転した民衆の蛮行やらやら・・・
「ああ、これぞ人間。」
人間ほど恐ろしいものはない・・・
難しいことを並べ立てたり、殊更に悲劇性を強調されるより、人間の醜さを見せられ続ける方が、余計薄ら寒かったです。戦争というか、争いごと、その原因が何処にあるかをきちんと伝えようとしてるみたいに感じました。



サスペンスアドベンチャーとしても、しっかり楽しませてくれます。
ちと強引だな〜と思う場面もなきにしもあらずではありますが・・・
何分に一回かエキサイティングな場面がやってくるという、かなりスピーディなストーリー展開。
2時間25分、時間の長さを全く感じさせません。



戦争映画を面白いと言ったら語弊がありそうですが、ずばり面白い映画でした。
面白いだけじゃないところも勿論たくさんある、ポール・バーホーベン監督渾身の一本。
いろんな要素を凝縮させ、100%娯楽大作として創り上げられた素晴らしい映画だと思います。

http://www.blackbook.jp/(公式サイト 日本版)

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
この映画はあまり戦争映画っぽくなかったというか、抵抗なく「面白かった!」と言えますね。でもきっちり戦争の本質も描いていたように思います。
ナチス=残酷という図式が出来上がっているところへ、ナチスから解放された人民のナチス関係者への残酷な報復を見せられて、「あんたらもやることは同じかい!!」みたいな。報復の連鎖って色んなところで現代も続いているわけで、ほんとあれは深い描写でしたよね。
ぴむ
2007/04/19 00:34
はじめまして♪
なかなか深い、面白い作品でしたね。
私も長さは全然感じませんでした。
ぴんくのひつじ
2007/04/19 01:27
ぴむさんへ
ぴむさんのオススメ通りにとっても面白い映画でした。色んな世代の人に観て欲しいと思います。戦争映画ダメ〜って人でも、ビジュアル的には全然OKだと思うし、ストーリーもハラハラ・ドキドキで楽しめる筈ですし。

>報復の連鎖って色んなところで現代も続いているわけでほんとあれは深い描写でしたよね。

ホント深かったと思います。自分がやられて嫌だったことを、立場が変わるとさらっと無意識にやってしまう。とっても怖い描写でした。
meihua
2007/04/19 13:01
ぴんくのひつじさんへ

初めまして。コメントありがとうございます。
上映時間を聞いた時、ちょっと長いかな〜と思ったんですけど、全然そんなこと感じませんでしたね。
ホントに面白かったです。
めいほあ
2007/04/19 13:03

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