母親をがけ崩れで亡くしたヨキは蟲師ヌイ(江角マキコ)に拾われた。 銀色に、鈍く、美しく光る髪で、潰れた片目を覆うヌイ。 人に害をなす蟲を退治して生きていた。 ヨキの怪我が治る頃、ヌイはヨキに自分の住処から早く出て行くように告げる。 近くの沼には片目の銀色に光る魚がいる。 「夜と明け方、絶対に沼に近づいてはいけない。」 ヌイはヨキに言い聞かせるが・・・ 彼の名前はギンコ(オダギリジョー)。蟲師だ。 蟲を体に飼いながら、人にとり付いた蟲を払う。 連れの男の名は虹朗(コウロウ) 小さい頃に父親と見た不思議な虹。 蛇のように大空をうねる虹蛇(コウダ)を探している。 ギンコの片目は潰れている。 「どうしたんだい?」 虹朗がギンコに尋ねた。 だが、ギンコにはその記憶がない。子供の頃の記憶がないらしい。 蟲に呪われた一族の娘・淡幽(蒼井優)。 巻物に、蟲の記録を書き留める。そうすることで蟲の呪縛を少しずつ解いていく。 自分の指で紙の上をなぞる、すると体の中の蟲が表に飛び出し、文字へとその姿を変える。 そして、とても美しい文字となる。 神隠しにでも遭いそうな深い深い山々、雪に覆われた山里、などなど、映画全体を通して非常に神秘的な雰囲気が漂っています。 音楽といいますか、「音」も巧みに使われてまして、場面の緊張感や緊迫感をさりげなく盛り上げてました。 蟲のVFXも気持ち悪いところまで全然いかなくて、ホラーチィックな場面は全然なかったような。 個人的にお気に入りだったのが、銀色の髪。 オダギリジョーは勿論、江角さんの髪がカッコよかった。銀髪、大変美しかったです。 でもって、ストーリーは・・・ 私の後ろに座ってた中学生or高校生男子二人の会話から抜粋。 「なんか、ごちゃごちゃしとった。」 これ、なんとなく言いたいこと分かります^^; 面白くなかったわけではないんです。 私の貧困な想像力と理解力では追いつけない部分が多かったんだと思います。 あれですね、用語くらいは先にチェックして行けばよかったなと反省。 ヌイとギンコの過去を大きな軸として、そこにギンコの蟲師としての活躍と、虹朗との旅道中&淡幽とのあわ〜い(無茶糖度低め)恋。 主なストーリーは上記の三本柱です。ただ、最初のギンコ蟲退治がウエイト占めすぎたかな〜。 過去話をメインに置くなら、ちゃっちゃと蟲師の仕事ってこんなものよ〜くらいで、雪の里「あ・うん」蟲退治話をさくさく進めて、後半をもっとじっくり見せて欲しかった。 全体通して、雰囲気で上手に流された感じもします。 でもこの映画って、あの独特の雰囲気を味わうためにあるような。 「どろろ」が東南アジア受けする映画だとすると、「蟲師」はヨーロッパの日本好きに愛でられそうな映画です。 これぞ美しき、イマジネーションジャパン。 つか、これ実はターゲット、日本より欧米だったりして^^: ![]() http://eigakinenbi.at.webry.info/200704/article_2.html#comment ↑ 蟲師の世界を全く知らない方に、オススメ「ぴむさんの映画蟲師紹介記事」 |
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「蟲師」不可思議な事柄にも理由はあるのです
「蟲師」★★★ オダギリジョー、蒼井優主演 大友克洋監督 ...続きを見る |
soramove 2007/03/31 03:02 |
ムシシ!むしし!「蟲師」
見ようかどうか迷ったけれど、映画の日に行って来ましたよ、meihua さーん! ...続きを見る |
毎日が映画記念日 2007/04/06 21:59 |
内 容 | ニックネーム/日時 |
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これ、見ようか迷うんですよね〜。 |
ぴむ 2007/03/29 22:45 |
ぴむさんへ |
meihua 2007/03/30 00:56 |
映画の日に早速見て参りました。 |
ikasama4 2007/04/01 13:26 |
ikasama4さんへ |
meihua 2007/04/01 21:15 |
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