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zoom RSS それでもボクはやってない  加瀬亮、瀬戸朝香、役所広司

<<   作成日時 : 2007/01/26 01:08   >>

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笑えないですありえないです背筋が凍ります
先日、「刑期を終えて出所した人が実は無実で、真犯人が別に捕まった!」という新聞記事を読みました。これってどういうこと〜???そう素朴に疑問に思いました。けど、その背景まで記事にはなってません。これまでも冤罪事件の話を聞くたびに、こんなことがどうして起こるのだろう?大体罪を犯してもない人が、どうして裁判を受けて有罪になるんだろう?何のための裁判制度なんだろう?と漠然と不思議には思ってましたが・・・
この映画を観て、したくないけど、超納得。なるほど、これじゃあ、次から次に冤罪事件が起こっても仕方ない・・・こんなことが現実に起こってるなんて、本当に他人事じゃありません。観てるこっちも頭がおかしくなりそうでした。

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大事な就職面接日。
ホームに下りた瞬間、見知らぬ女子学生に腕を掴まれた。
「あなた痴漢したでしょ。」
私人(警察以外の市民のこと)により現行犯逮捕されたらしい・・・
わけ分からないまま警察に連行され、4ヶ月拘留された。
やってない。ボクはやってないんだ。
警察も、検事も、弁護士でさえも自分の言うことを聞こうとしない。
『認めれば、すぐに出られる。交通違反と一緒だよ。』
『無実でも無罪になる保障はない。』
けど、ボクは信じていた「裁判官は事件を公平に裁く」ための存在なんだと。
それでもボクはやってない


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調べていくうちに、日本の裁判制度に憤りを感じ、それをそのまま映画にしたという周防監督。その気持ちがとてもよく、ストレートに伝わってきます。
素人にも分かりやすく、問題点などがきちんと整理され、難しいところは弁護士さんが分かるように説明してくれる。裁判映画として非常に完成度も高い作品です。面白いと言ったらいけないと思うけど、おもしろいんです。これからどうなるんだ〜と先が気になって、気になる。まるでボクのドキュメントフィルムを見てるような錯覚を覚えます。だからこそ、ボクが可哀想というよりは、こんな裁判見たくないよ!と怒りの方が先にきました。
これを完璧に客観的な視点から見せられたら、また感想も変わってくるんでしょうけど。

そんなアホな・・・と何度も、何度も唖然とさせられます。

これでいいのか、いいわけないだろう日本の司法制度
←監督の叫び声が聞こえてきます。

「一人の人間の人生がかかってるんですよ。」
劇中、役所さん扮する弁護士が裁判所で声を荒げますが、まさにこの一言に尽きます。
一人で200件以上の事件を抱える裁判官。毎日たくさんの事件を扱う警察官に検事。そんな彼らにとったら、小さな事件かもしれません。けれど、本人にとったら生きるか死ぬかに等しい事件です。

頑強に否認すれば「反省の色ナシ」なんてとられ、やってないんだから強く否定したくもなるってもんです。物的証拠なしに、裁判は限りなく被告人に不利に進んでいく。
一つの真実がある。けれど、それは裁判官の取り方次第。その様子がとても恐ろしい。
正しいことが正しく通らない。一度決め付けられたら、99.9%有罪。けれど、裁判制度がまさかそんな仕組みだなんて、誰も知らないし、観ても信じられません。というか、信じたくありません。

裁判所は正義のためにあるわけではなく、裁判官に刑事犯罪は裁けない。
そのことをずっしりと教えてくれる、コワイ映画です。

いつ自分の身に降りかかってくるか、想像しただけで血の気が引きます。
だからこそ、観ておかなくてはいけない現実なんだと思います。


公式サイト http://www.soreboku.jp/

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『それでもボクはやってない』 ('07初鑑賞10・劇場)
☆☆☆☆☆ (5段階評価で 5) 1月21日(日) シネ・リーブル神戸 シネマ1にて 15:55の回を鑑賞。{%train%} ...続きを見る
みはいる・BのB
2007/01/26 14:49
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周防正行監督の久しぶりの新作です。 今までもユニークな題材を選んできた周防監督で ...続きを見る
はらやんの映画徒然草
2007/01/27 16:40
それでもボクはやってない
20日の週末から公開の映画があったので、いつもながらの、「イオン下田TOHOシネタウン」で、映画鑑賞ですよ。 ...続きを見る
欧風
2007/01/27 20:47
それでもボクはやってない
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2007/02/04 19:03
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映画 それでもボクはやってない
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
トラックバックさせていただきました。よろしくお願いします。
FEC
2007/02/04 22:40
TB&コメントまでご丁寧にありがとうございます。こちらからもTBさせて頂きました。
めいほあ
2007/02/05 00:10
>素人にも分かりやすく、問題点などがきちんと整理され、難しいところは弁護士さんが分かるように説明してくれる。裁判映画として非常に完成度も高い作品です。

そうですね。
私も法律には全然詳しくないけど理解できたしわかりやすい。
最初から最後まで緊張感があって、映画としても面白くて目が離せない感じでした。
加瀬亮さんとか役者陣も、いそうな感じでリアルだし!

>だからこそ、観ておかなくてはいけない現実なんだと思います。

本当にその通りだと思います。
ラストまで救いはないんですけど、それも現実だから。

ぜひみんなに観てもらいたい映画ですね!
ぽぽらす
2007/02/05 13:28
ぽぽらす様へ

>最初から最後まで緊張感があって、映画としても面白くて目が離せない感じでした。
そうでした〜。アッという間に映画が終わった感じがしました。
役者さんたちもホントそこにいそうで、映画が余計にリアルに感じられました。

>ぜひみんなに観てもらいたい映画ですね!
私もそう思います!是非一人でも多くの人に見てもらいたい映画です。
めいほあ
2007/02/05 23:10

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