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zoom RSS 人生は、奇跡の詩(うた) ロベルト・ベニーニ&ニコレッタ・ブラスキ

<<   作成日時 : 2007/01/04 02:43   >>

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アカデミー賞に輝いた「ライフ・イズ・ビューティフル」の監督・脚本・主演ロベルト・ベニーニと、プライベートでも彼のパートナーであり、この映画のプロデューサーでもあるニコレッタ・ブラスキ。邦題の通り、まさに「奇跡のラブストーリー」原題は「LA TIGRE E LA NEVE=虎と雪」

詩人であり、大学教授でもあるアッティリオは毎晩同じ夢を見る。
彼の理想の女性ヴィットリアの夢だ。
彼女は、著名人の伝記を書いている。
アッティリオは彼女の行く先々に現れて、ストーカーのように彼女を追い続けていた。
彼のエキセントリックさに、ヴィットリアは困惑していた。理解不能だ。

アッティリオの友人であり詩人のフアドは18年住んだフランスを離れて、混迷の色を深めてきた祖国イラク・バクダットに帰ることを決めた。祖国のため、何かしたい。
そんなフアドにインタビューすることにしたヴィットリアも、バクダットに向ったのだったが・・・

ある夜更け、アッテリオの部屋の電話が鳴り響いた。
バクダッドで戦禍に巻き込まれたヴィットリアが、意識不明の重態だというのだ。
慌てて空港に行くものの、バクダッドの空港は閉鎖されたと空港職員から突っぱねられる。
なんとしてでも、バクダットに行かなければ!
愛に、ヴィットリアへの激しい想いに突き動かされて、アッテリオは奇跡の詩を紡いでいく・・・



映画の上映中、そして見終わってからも、な〜んかよく分かりませんでした。
期待が大きかったせいでしょうか、「ライフ・・・」ほど胸が熱くなることもありませんでしたし。
「ライフ・・・」みたいな映画がそうそう作れるわけないでしょうけど。・・・

ロベルトが描きたい「愛の奇跡」その美しい世界観、愛の存在しない世界はなんら意味を持たないという彼の言いたいことは非常によく理解できました。


また突拍子もない出来事が続くのですが、何もそこまで、よくぞそこまでという風に、前後をきちんと繋げていて、細部に至るまで配慮されてます。
モチロン、それでも突っ込みたくなるところはありましたが、何でもありの世界にせずに、おかしくないよう話を結びつけようとしているところがいいなあと思いました。


ロベルトが公式サイトに寄せたメッセージ、彼が描きたかった愛=「愛が存在しなければ、世界が滅んだも同じこと。」劇中のアッテリオは己の命をどんな危険に晒しても、愛する女性を救おうとします。愛する女性を守ることは、彼にとって世界を守るに等しいことなのです。それこそが「愛」。その狂おしいまでの一途な「愛」。
とても熱いラブストーリーです。


しかし、バクダットが舞台になっているというのに、あまり戦争の悲惨さなどが伝わってこなくて、さらっと流されているような感じさえしました。この映画と戦争をどう結びつけたらいいんだろう・・・と結構悩みました。


病院のベッドの周りを五月蝿く飛ぶ多くのハエを、ハエ叩きではらいながら、ハエ叩きを「大量殺人兵器」に見立てたり、病院の階段の壁一面にフセイン元大統領がニヤリと笑う壁画が描かれていたり。私には黒ふちのこの壁画が遺影に見えました。(この映画が製作された時点では、フセイン元大統領はまだ存命中だったんですけど。)

ラブストーリーの進行中に、ちらっと顔を出す程度に見えたイラク戦争。
あくまで脇役って感じでした。

そんな中、戦争シーンで一番印象的だったのが「バベルの塔」です。

アッテリオとフアドが、まるで赤い流れ星が次から次に降るかのような、爆撃が激しくなるバクダッドの空を眺めながら「バベルの塔」の話をします。〆のフアドの台詞「世界は人間なしで始まり、人間なしで終わるだろう。」このまま戦争ばかりを続けていれば、いつかは人類は滅びてしまう・・・そして国を憂いた詩人フアドは、花が美しく咲き、緑が茂る自宅の庭で静かに首を吊ったのでした。


彼らは詩人です。自らの言葉で、世間にメッセージを発信出来る立場にいるはずなのに・・・けれど、フアドは多くを語らずに自殺してしまったし、アッテリオも愛を語ることがほとんどで、戦争については多くを語りません。言葉はたしかに強いけど、戦争や権力者の前ではホントの所は無力に等しいのかもしれないですね。


言葉で映像で戦争の悲惨さ、愚かさを語り続けてばかりでは何も変わらない。
ロベルトがそう思ったかどうかは分からないんですけど・・・

「愛の奇跡」を起こすような熱い心を世界中の人が持つようになれば、「バベルの塔」の時代、太古の昔から繰り返されてきた「戦争」を無くすことができるのかもしれない。人を愛する心を何よりも大切にすれば。


彼の美しい、ユーモアに溢れた愛の世界の中にはやはり同時に、戦争に対するとてもやるせない思いが隠されていたんじゃないかと思います。


うーん、それにしてもヴィットリアが奥さんだったとは、最後まで全然気づかなかったわ。。。
こんなんでこの映画の話するのもなんなんですけど・・・


http://www.movie-eye.com/jinsei/ 公式サイト

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