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zoom RSS 好奇害死猫〜Curiosity Kills The Cat〜カリーナ・ラウ&胡軍&寥凡

<<   作成日時 : 2007/01/02 02:20   >>

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重慶の高級マンションに住む千羽(カリーナラウ)は夫である鄭重(胡軍)と息子の三人暮らし。父親の経営する会社で鄭重に一目惚れした彼女は、鄭重と結婚し、愛する夫と子供、そして薔薇に囲まれ平和に暮らしていた。息子の誕生日、引越しの荷物を積んだトラックがマンションの前に止まった。
マンションの警備員(寥凡)が荷物を下ろす手伝いをしている。若く美しい梁(宋佳)が同じマンションにネイルサロンを開くと言うのだ。梁は千羽の息子に、自分が手にしていた熊のぬいぐるみをプレゼントした。
その日から、マンションでは奇妙な事件が起こり始めた。マンションの写真店で働く好奇心大盛な少女 陌陌モモ(林園)は、いち早くマンション内の異変に気づくのだったが。




カリーナラウ主演のサイコサスペンス。とってもドキドキしました。
別に、血がバシャバシャ飛び散るわけでも、残酷シーンがあるわけでもないのに。
怖いです。胸に静々と何かが、得体の知れない恐ろしいものが迫ってきます。

スクリーンは70年代日本映画のような雰囲気です。
全然お洒落でない、キャンバスに原色や暗い色をべったりと塗りたくったような、そんな退廃色が全編に漂ってます。


「危険な情事」中国版なのかな?と思って見始めたら、テイストかなり違いました。
現代中国大都市の病んだ部分が、ググッとえぐりとられたかのようなお話です。
登場人物、みんなかなり壊れてます。



少女モモの目を通して物語が始まり、自然と彼女の視点でストーリーが展開していきます。
しかし、実はここが落とし穴!
素直にそのまま流されると、ええ〜っ!!!!!!!
という結果に陥ります(苦笑)だからこそ面白いのですが。


カリーナラウ、最初はそんなに出てこないし、胡軍と宋佳が主人公なんじゃないかと思ったほどです。
この映画、登場人物がそれぞれペアになっています。夫婦愛・不倫の関係・片思いの恋・屈折した愛などなど・・・
それぞれの立場の物語が繋がって、観客が真犯人に気づき始めた頃から一気に、怒涛のラストシーンに流れ込みます。
いや、ミステリーだと思って見ると、結構早く謎も解けると思いますが。大都会愛情物語かと思ってた私は、見事に引っかかりました。


特に印象に残ったのが、警備員奮闘(寥凡)がマンションの対面の壁に寄りかかって、空をやるせなく仰ぎ見るシーン(これは後に何を見ていたのかハッキリします)

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それから、彼がお札を数えるシーンです。
何度も繰り返しお金を数える奮闘(寥凡)の姿が、卑屈にも見えるけど、そうやって時間稼ぎ(?)をするいじらしい、哀しい男心にジーンときました。
寥凡、どんな役を演じても自分のものにして、無茶カッコいい役者さんですが、今回はずば抜けてたと思います。
貧しい暮らしの中で、溜まっていた鬱屈をあらぬ方向に吐き出してしまった青年の業。
かっこ悪いんだけど、彼が演じるとその情けなさも観る者にとっては味わい深くさえ感じられます。

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香港映画でしか見たことなかったカリーナ・ラウでしたが、大陸映画でも大人の女の色香と悲哀を重厚に、そして美しく演じてました。
カッコいい女優さんですね。

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最初はもう途中で止めようかなとか思ったくらいだったのに、見終わった時には不思議な満足感。
よく考えられ、練られた作品だなあと思います。
中国内外で高い評価を得ているというのも納得です。
北京大学で監督と寥凡が参加して、映画上映と学生とのティーチインがあったそうです。
生の学生の声が聞きたいと言って、ハルピンから強行軍で前夜北京に戻り、またその日の夜ハルピンに戻った寥凡。
そんな真摯な姿勢が演技にも現れているのだと思いました。
う〜んやっぱり素敵!
私イチオシの大陸俳優さんです。
現在「風吹雲動星不動」鑑賞中
この中の寥凡も目茶いいです。

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好奇心で他人の生活を覗いてみても、いいことなんか全くない。
現代中国のそんな、縮図ぽいお話です。

ちなみに「好奇害死猫=好奇心は猫をも殺す」とは英語の諺で、猫は九つの魂を持っていてなかなか死なないのに、好奇心のために最後には自らその命を落とした=つまり好奇心はほどほどにしないと、命も危ないという話で、まんまこの映画です。



ここから半分ネタバレです。

鄭重は梁とかつて不倫関係にあった。
妻と別れるつもりのない鄭重は金を渡して、梁とは終わったはずだったのだが・・・

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息子の誕生日に梁が再び鄭重の前に現れた。
梁は手切れ金で、同じマンションにネイルサロンを開き、鄭重の妻を自分のサロンに誘うなど、鄭重一家の生活に侵入してきた。

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千羽の叫び声がマンションの駐車場にこだました。
鄭重の車に真っ赤なペンキが血のようにしたたっている。
叫び声を聞きつけた鄭重が千羽に駆け寄り、彼女を抱きしめた。

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モモは鄭重と梁の関係を知った。
二人の写真を撮り、妻である千羽に届けようと企んだのだが・・・

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モモはマンションの警備員である劉奮闘(寥凡)に密かに恋していた。

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彼女は彼に、一連の事件の犯人を捕まえてくれるように頼んだ。
そして、愛しの彼の手柄になればと、自らもこの事件を追いかけ始めた。

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「何が望みだ?」鄭重は梁に何度もそう詰め寄ったが、彼女の答えはいつも同じ。
「ただ、あなたのそばにいたいだけ。」

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千羽の部屋に写真を届けに行ったモモは、千羽に薔薇の温室に誘われた。
高級マンションの最上階、空に突き出すかのように作られたガラスの温室には、たくさんの薔薇が咲き誇っていた。
きらきらと輝く太陽の光の下、モモが薔薇の美しさに目を閉じた瞬間、温室の天井を貫いて、真っ赤なペンキが降ってきた。

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一連の事件が梁の仕業ではないかと思った鄭重は、彼女を厳しく問いただした。
そして妻に手を出さないように懇願した。
自分がやったと認める梁だが、鄭が自分のもとに戻らない限りこのまま嫌がらせを続けるという。

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千羽が全身に真っ赤なペンキを浴び、恐怖に怯え、エレベーターから走り降りてきた。

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その様子を見て、鄭重はあることを心に決めたのだった。
妻を守るためには・・・
もう、梁を殺すしかない・・・

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☆IMX(日本の会社)が版権を購入したそうです。www.imx.ne.jp
公開がいつになるかは分かりませんが、そのうち日本のスクリーンで見れる日も来るようです。

☆公式サイト(中国語版 英語あり)http://www.cucat.com/

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
好奇害死猫すごく見たい映画です!
上のパッケージのものということは中国語でみたのですか?すごいですね。
日本で見られる可能性があるという噂は聞いてはいるのですが、待ちきれず香港版を買う事にしました(英語も。。泣)
私はリアオファンの大ファンです☆
かあこ
2008/10/26 20:15
かあこさんもリアオファン大好きなんですね。とっても嬉しいです!

彼見たさに買っただけのDVDだったんですけど、予想以上に面白かったです。かあこさんも待ちきれないんですね〜分かります、そのお気持ち。私は一応中国語はなんとか分かるんで、手に入る彼の作品はとりあえずなんでも見てます(笑)
めいほあ
2008/11/01 20:48

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